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Posted by ミリタリーブログ  at 

2008年10月06日

初速の安定と潤滑

初速が安定する要素っていろいろありますよね。
①弾の重量や径の精度
②チャンバーの弾の保持位置
③HOPの精度
上記の内容が整うと集弾性はピンホール!
ってわけにはいかないでしょうね。

初速を決定する重要な要素として「ピストンスピード」があります。
ノズルから吐出するエアの圧力や速度を決定するのがピストンスピードで
気密が取れた状態であることを前提とすれば、ピストンスピードが一定=吐出圧力が一定であるってことです。
で、ピストンスピードを決定するのはスプリングであることは間違いないのですが、ピストンの重量やパッキンの状態で変動するのは今更言う様な話ではございません。

さて、ピストンスピードが一定ならば弾速の安定に貢献できるのですが、なかなか思うようにならない。
原因の一つとして考えられるのが「潤滑」なわけです。
ここで考える潤滑はシリンダー内面とピストンリング(パッキン)の潤滑なのですが、よく「鏡面仕上げ」とかメッキ処理済みとかいったカスタムパーツやカスタムメニューを目にします。
確かにツルツルの摺動面は滑りも良さそうな感じがします。 (あとでガッツリ否定させていただきますが)

物が摺動するときに「スティックスリップ」という現象が発生する場合があります。
スティックスリップは身近な現象だとワイパーのビビリがそれです。
ワイパーにとっての潤滑剤は雨(水)なわけですが、ガラス→水→ゴムの関係が崩れるとビビリ現象「スティックスリップ」が発生するわけです。
このワイパーに起こる現象はシリンダー内部でも発生します。油膜の保持力が弱く、さらにゴムパッキンへの吸着性が悪いと発生しやすいです。
当然発生してしまえばピストンスピードに与える影響は想像できます。

それを予防するために何をするか? 

粘度(ちょう度)の高いグリースを使って油膜切れを防止する方法が一般的です。
さらさらの油では油膜を保持できなくなるからですね。
そのグリースにも問題がありまして「粘性抵抗」によってピストンにブレーキをかけ気温により粘度(ちょう度)と油膜の厚さが変動したりします。これも初速の不安定要素ですね。

長くなるので続きは後日。



【余談ですが】
ギアの鳴きも同じような現象です。
ギアの当たりが適切じゃないために油膜が維持できてない、金属同士が直接擦れるために起こる現象です。
ワイパーじゃなくて金属ならば焼き付きと剥離を繰り返してるわけです。当然磨耗も早くなります。
潤滑には境界潤滑とか流体潤滑とかいろいろな仕組みがありまして、フッ素、セラミック、ボロンなどは固体潤滑に分類されます。添加物であるフッ素などがベアリングの役割をして金属同士が直接触れないようにしてるわけです。
モリブデンなどはウロコ状の皮膜を金属面に作り、強い圧力が加わって焼き付きそうになったときウロコが剥がれて焼つきを防止する仕組みになってます。



眠くなってきた・・・ パトラッシュ・・・    


Posted by みやん  at 00:03Comments(4)本題の潤滑関連

2008年10月05日

シリンダーオイル試作

かなり前からテストしていた特殊潤滑剤「HP LUB09」です。


今までテストした中では耐久性、潤滑性の両面で一番の結果を出しています。
2年間オーバーホールなしのM4(マルイメカボックス)は初速95付近で安定しています。

メタル軸受、タペットプレート以外はノーマルです。
箱出しの状態で初速85前後だったので、シリンダーに塗布したHP LUB09の効果で初速がアップしたのは間違いないと思われます。マルイが組み付け時に使う油脂類は、それ自体で性能UPを期待するって事じゃなくて長期潤滑 低コストを選択したわけで間違いではないと思いますしメーカーであるが故の仕方ない部分だと思います。
補足としてマルイ純正のスプリングがここまでヘタってないこともすごいですよね。いい加減なアフターパーツなら数ヶ月で自由長が短くなってしまうものもありますので・・・

とにかくです、あれこれ賛否両論のアフターパーツを散在して組み込むのも否定しませんし、カスタム不要論を唱えてるわけでもありません。ただ、潤滑油だけで必要な性能が引き出せればカスタムの可能性も広がるのではと考える次第です。

で、この「HP LUB09」には問題点があります。
一番は高いface072諭吉ですよicon10
そして入手ルートが確立されてない。 多分、国内には代理店がないんじゃないかなぁ。
メーカーのサイトでも紹介されてない製品だしね。

ある工業機械の代理店の方から紹介してもらって直接フランスから仕入れているのが現状です。
めんどくさいです・・・ 

そこに朗報。グリースを作ってもらってるメーカーさんから「専用オイル 作っちゃう?」
マジっすか? またやるんですかicon11
てな具合で話は進み、「HP LUB09」を研究用に提供して出来上がってきた試作1号がコレ。


基本的には「HP LUB09」の成分に近いとの事です。
比較のためアルミ板に吹いてみました。


まったくの別物ですね。粘度が違いますし、匂い(ベースオイルの違い、多分パラフィン系)も違いますね。
指で伸ばしても違いがわかります。

まあまだ試作1号なので過剰に期待しないで気長に取り組んでいきますよ。


  


Posted by みやん  at 13:37Comments(4)本題の潤滑関連

2008年08月29日

DPV

最近仲間がクルマの乗り換えの話なんかしておりまして。
初めてクルマ買ったときは嬉しくて車の中で一晩寝ちゃいましたよ。

彼も言っておりましたが、最近は欲しくてモジモジしちゃうようなクルマに出会ってませんなぁ・・・

遊び限定で所有できるならコレ↓
DPV(Desert_Patrol_Vehicle)




ナントカ協定とか日本の車検制度が絡んで現実的ではないのでしょうが。



何が欲しいと言われればこれですな。

元々は↓FAV(ファースト アタック ビークル)

これをベースに特殊部隊の意見を取り入れ航続距離を伸ばしたりしたのがDPVなんですが・・・



なんですが・・・










ホントはさぁ~













とかさ~











さらに・・・








砂漠は退屈だからねぇ~
うらやましいですな~

モジモジしちゃうぜ!  


Posted by みやん  at 14:26Comments(0)

2008年08月27日

おお!製品化するですか!

超お久しぶりです。
俺です。 みやんです。

実は今年の3月に病気しちゃいまして、まだ完全に復活は出来てませんのです。
無理すると死んじゃうかもなので、お年寄りのような日々を過ごしております。

で、なんで今ここミリブロに書いているのかちゅーと、
以前から実験に付き合ってくれてた潤滑油メーカーさんから連絡がありまして
「テストしてたグリースだけど、製品化するよ~」とのこと。

マジっすか? オラが闘病中に開発は進んでたと?

「ブツ送っといたから使ってみてね~」だそうな。

んで、さっき届きますた。

蓋がベコベコなのは私がコジコジしたからです・・・

蓋を開けると

ん?


おお!青ですか~
成分は教えてもらえなかったです・・・

でもね、今まで実験してきてギア用グリースとしては群を抜いて高性能ですよ。
ノイズが激減します。
もうすぐ店頭に並ぶのですねぇ。 オラも開発に係わったちゅー事でいいのかな?


  


Posted by みやん  at 16:56Comments(0)本題の潤滑関連

2008年01月24日

ユニコーン製クリンコフ

買ってみました。

ユニコーン社製 クリンコフ

仲間がすでに購入済みで、現物はチェック済みでしたが
いい感じです。鉄、木、適度にいい加減な作り。
実銃もこんな感じでした。

フルスチール、マガジン、バッテリーまで込みで2万円台半ばですからねぇ~
こりゃ〇イさんの買う気がなくなりまっせ。

メカボは完全に〇ver3のコピーですね。
試射した感じでは調整不要です。 弾道もキレもなかなか良好。

うわさによると今後、入手困難になりそうなので
検討中の方はとりあえず買った方がいいです。
モノはいいですから。

とりあえず分解して油の交換してみますicon22  


Posted by みやん  at 18:16Comments(0)

2008年01月04日

実弾

GUAMにて実弾射撃をしてきました!

グァム・アウトドア・シューティングレンジ

最初に銃を選び、撃ちたいだけ弾を購入します。

今回選んだ銃は

キンバー45 PD仕様?


H&K USP 9mm


ブルガリア製AKM (程度良好)

その他G17、スプリングフィールド1911、M9(92Fじゃない!)

最初に15mレンジで2マグ撃って、銃の扱いに問題が無ければ自由に遊ばせてもらえます。
このへんは観光射撃とは違って、地元の警官がトレーニングしにくるレンジだけあって「自己責任」
という当然のルールが根付いているんですね。


レンジを移動して最長80mのオープンレンジにて、自分のペースで撃ち始めます。


最初にG17から撃ちましたが、扱いやすいです。それだけです。
去年撃ったGがあまりにも程度が悪かったにもかかわらず(フロントサイトがネジになってた)
ビシビシ当たった印象はまちがいなく、バランスが良くて良い銃です。

次にM9です。 グリップの太さと角度が嫌い。
1マグで終了。

キンバーとスプリングフィールドの撃ちくらべは、断然キンバーの勝ちでした。
好みもありますが、トリガーの落ちる感じがわかりやすい。
ただちょっとジャムりやすい・・・

最後にAKM。
これは世界に広がるわけだよなぁ・・・
使いやすいし当たる。
精密射撃レベルじゃなければ非常に良く当たります。

勝手にトップカバーも開けてみたりして・・・

電動ガンの方が複雑・・・
  


Posted by みやん  at 09:42Comments(0)

2007年12月17日

ver7 テスト

えーと・・・ 
わたくしがやってるのではないのですが
兄弟分のデアブロさんがver7でドライ潤滑&新ギアオイルのテストを進めております。
http://blogs.yahoo.co.jp/keey9423/38578426.html


強化パーツとの相性などを含めての実験ですので、かなり参考になります。
なんせ自分一人のインプレッションでは先入観が入ってしまう可能性もあるので
非常に心強い協力者です。

先日、江戸川区某所にて顔を合わせ感想など聞いて観たのですが
「新ギアオイルについてはすぐに違いがわかる!」との事。
この辺は自分も同じ感触です。

ボロンスプレーについては「初速変化を見ないとわからないね」と。
う~ん・・・ そのとおりですな。

一応、今週末あたりにクローニーを使って初速検証と鍋会をする予定。
我が家はBB弾だらけになるのか?!  


Posted by みやん  at 19:07Comments(2)本題の潤滑関連

2007年12月04日

これは重装備?

メインの装備なのですが

サイラスやインターセプターを装備されてる方から見れば
軽装備じゃん!って言われちゃうでしょうね~

DBTのプレートキャリアにカマーバンドとDBTマグポーチ、タクティカルテイラーポーチ
その他いろいろ付けてます。
さらにプレートは重いやつ・・・ 重いやつとだけ言っておきましょう。

正直、おっさんには辛い・・・ これ着けて走れない・・・
最近はもっぱらLv1で事足りてます。
  


Posted by みやん  at 00:00Comments(6)サバゲ

2007年12月03日

ギアオイルSPL2

先週書いたとおり、メーカーの営業さんが直接届けに来てくれました。
「ギア専用オイル試作2号」です。
缶は無地のままなので、見ても違いはわかりません。

成分は前作とまったく違うらしいのですが、1号も使い始めたばかり
特に不具合も無く、どちらかといえば「いい感じ」なのですが
技術者には技術者の拘りがあるみたいです。

中身が違うのなら見てわかるかな?ってことで
キッチンペーパーに「ブシュー!」っと出してみました。


左が1号、右が2号。
新型の2号の方が黄色いですね。
えーと・・・ 黄色い成分って・・・ 黄色・・・ 黄色・・・
カレー・・・ レモン・・・ たくあん・・・
わからん!オイルメーカーに勤めていた頃に「硫黄分が多いと黄色味が強くなる」って
勉強したのですが、匂いが硫黄じゃない。
硫黄分が多い匂いの典型は「自動車用のギアオイル」 
あの玉ねぎが腐ったような匂いが硫黄の特徴。だからすぐにわかる。

まあ、そのへんはいずれ教えてくれるでしょう。face02

今回はちょいと手抜きで使ってみました。
AIMSに入ってるver3に隙間からひと吹きして変化があるか?(超感覚的・・・)
でね、結構いいですよ。トリガー引き始めのギア音が、あきらかに静かに!
こりゃ分解して塗りなおしたいですねぇ。
面倒ですねぇ・・・ でもやりますよ・・・


それからちょっと余談ですが、シム調整ってどんな風にやってます?
通常は組んで回してバラして・・・・・・  
結構手間がかかりますよね。

最近わたしは自己流の手抜きで、そこそこ満足できる結果が出てます。

調整が上手くいったメカボの軸受けを分解しない状態で
ポンチなどの先が細い工具を使って左右から押してみる。
遊びの具合を感覚的に覚えるのですよ。


それから新規で組むメカボを仮組して同じように軸受けをグリグリしてみる。
どのギアが遊びが大きいのか、キツイのか、コレだけでもわかれば調整が楽でしょ?
これをやってみるとわかるんだけど、ベスト(に近い)クリアランスは
案外ユルユルなんだなぁ・・・ ってこと。

上記内容に責任はもてませんが・・・  face04  


Posted by みやん  at 12:14Comments(2)本題の潤滑関連

2007年11月30日

ちょっと紹介

サバゲ仲間であり、兄弟分のディアブロさんも、実験に協力してもらってます。
ハッキリ言いまして、技術的な話とか経験の豊富さでは私など足元にも及びませんface03

ブログで公開してますので、是非見に行ってください。 おススメです!
http://blogs.yahoo.co.jp/keey9423


先日、某メーカーの技術者から「ギア用SPLオイルが出来たので使ってみませんか?」と電話が。
もちろん大歓迎です。 
多分、今日あたりに届くはず。 氏が言うには「金属への定着、油膜が切れた時の極圧性能がかなり向上してます」と。
「それじゃ かなり薄めに塗ってもいいってことだよね?」聞くと、「試せばわかります!」だそうな・・・

ん? それって試さないとわからないってこと?
オレが試して結果報告するの?

うぅぅぅ・・・ メーカーに利用されてる予感・・・
3つのメーカーから・・・




入荷したらレポートしますface07


  


Posted by みやん  at 10:06Comments(1)ファミリー

2007年11月21日

バレルの撮影

初速などの実験をする前にバレルの潤滑なども着手しようかなんて・・・
んでね、ちょっと撮影してみたんですよ。

難しいですねぇ・・・ なんだかさっぱりわかりません。
だれか良い方法を知ってる方、おしえてくださいませ。

一年ほど放置プレイのマルイ純正バレル。

汚れが付着してるのがわかりますか?
恐らくコレが着弾のバラつきを発生させる一つの原因。

クリーニングしたい気持ちを抑えて、この汚れた状態を温存します。
バレルの集弾性と汚れ、適したオイル、チャンバーにボロン皮膜などなど。
今後の実験でやりますので、キレイにしちゃったらダメなんですface07
実験材料が足りねぇ・・・  


Posted by みやん  at 12:00Comments(5)本題の潤滑関連

2007年11月20日

手巻きモーター

いつもお世話になってる兄貴分に手巻きモーターを作ってもらいました。
超ハイスピード型ですicon05


ウチらの仲間はセミオートオンリーで遊んでます。
なんで発射サイクルよりもセミのキレ重視。

一般的にはトルク型でハイボルトがセミ向きって言われてますが
このモーターの場合セミでも「ぴゅん!」って感じで回しちゃうので
非常にレスポンスがいい。

ただいま実験の生贄になってるスター製M4のノーマルモーターがウンコなんで
「作ってくだせぇ・・・」ってお願いしたら、速攻で作ってくれました。
まあ何回も巻きなおしたらしいのですが・・・ icon10
お手数かけますface10

ノーマルのメカボに使う場合「セミ限定」にしないと部品が耐ちません。
実際、タペットプレートがへし折れました。

しかし、つくづく思います。
恵まれた環境だと。
あとは現金を提供してくれる人が現れることを強く念じます。  


Posted by みやん  at 12:00Comments(4)ファミリー

2007年11月19日

事前テスト報告

ボロン系のドライスプレーを使用して問題ないか?
メーカーが開発中のギア専用オイルは安全なのか?
そんな理由から性能テストの前に耐久性の事前テストを行ったわけですが。
http://abura.militaryblog.jp/t12993

生贄になったのはSTAR AIRCRAFT社のM4です。
ver2と基本的に同じなのですが、バネだけ取り外しが可能なので楽チンです。



スイッチユニットもオリジナルのモノを使っています。
さらにチャンバーがメカボに固定される方式になっています。

この辺の詳しい話は改めてレポートします。


さて、前回分解した時に内部を洗浄し
シリンダーとピストンヘッドにパウダータイプのボロン系潤滑剤を吹き付けました。
それ以外は何も付けていません。


白く付着しているのがボロンです。
恐らく不要分は飛んでしまうだろうと予想しました。
また、イメージとしては1マグくらい撃った時点で潤滑性能を失い
最悪クラッシュもありえるな・・・ と。

んで、これが今回分解した内部。


わかりづらいですかね?
摺動部にはちゃんとボロンが残ってます。
動きもシブくなってませんしOリングの変形もありませんでした。
ココまで4000発くらいの使用状況です。


続いてギア部分です。
こちらには「ギア専用」とだけ言われて詳しい内容は教えてもらってないオイルを
ちょっと心配なのでメーカーさんのアドバイスより多めに塗りました。
グリースと比べるとかなりサラサラでWAKOS ビスタックみたいにネバネバしません。
当初の予想「すぐに飛んじゃうない?」でした。
だってねぇ、グリースだってショボい奴は飛んじゃうしねぇ。
そしてコレが使用後。

わかりますか?
開けたときは「やっぱ飛んでるじゃん!」と思ったのですが
しっかりギアに油膜が保持されてます。
飛び散ってるのは余分に塗ってしまったオイラのせいなのね・・・

薄い油膜がちゃんと用を成してるのかが問題なのですが
ギアをふき取っても鉄粉が出てないし、汚れません。
ちゅーことは最低限の油膜でちゃんと潤滑してるってことですね。

ちなみに飛び散りもBOX内部にべチャべチャではなくて
一箇所にモコっと付着してる感じです。

実験結果をメーカーさんに話ししたら
「ボロンにはちょっと過酷過ぎるかも」
「長期使用の結果を見たい」

「ギアオイルはいっぱい付ければいいってもんじゃないですよ!」
「実はもっといいの作ってるんです( ̄ー ̄)」


わたくしの見解としては
【ボロン】
・シリンダー部に使用しても現段階では十分な耐久性がある。
・オイルに比べて非常に作動が軽い。
・ドライなのでチャンバー、バレルへの影響が少ない。

【ギア】
・低粘度なので抵抗が少ない。
・耐磨耗性は非常に高い。
・定着が良く、適量が摺動部に残る。

まぁ、初期実験ですからね。
このくらいが判ればいいんじゃないでしょうか?
まずは使っても大丈夫って事がわかりましたので
初速や回転数の変化を検証していきます。

予測
1、初速は上がる。
2、回転は上がる。
3、セミのレスポンスが向上する。

以上の3点を元に実験します。






けっこうめんどくさいねぇ・・・  


Posted by みやん  at 12:16Comments(6)本題の潤滑関連

2007年11月15日

こんな感じで遊んでます。

先日、AIMSのシェイクダウンを兼ねて
久々のサバゲに行って来ました。

通常のゲームとは違って「シチュエーション」を設定して
そのミッションを達成することが勝敗を決めるといったものです。
なので、生き残ったとか何人倒したとかは大きな問題ではなく
ゾンビだのオーバーキルだの「なにそれ?」って感じで楽しく遊べます。

ここ最近ハマってるのが「黒装備」VS「ゲリラ」
黒装備=SWATなのですが、SWAT側の人数を圧倒的に多くして
人数の少ないゲリラ側に有利なミッションを設定します。

今回はSWAT 18人


私らゲリラ 8人



この人数差でもミッションの設定でバランスがとれてます。


ちなみにAIMSはほぼノーマル 外装重視
ベアリング付きスプリングガイド
タペットプレートの2点のみ交換して
あとは潤滑油の実験台として生贄中です。

初速は事前に東京キャロルさんにて計測してあります。
ノーマル時 88~90m/sec  結構安定してますね。
調整後  95~96m/sec

タペットプレートは初速に影響ないと思います。
ベアリング付きスプリングガイドはスペーサー効果もあるので若干影響するのかな?
自分としてはバネが捩れながら伸縮することによるノイズや偏磨耗を緩和したいので
採用してます。

シリンダーはフックスのHP09(例の20000円スプレー)でコーティング
ピストンヘッドはシリコングリースを非常に薄く、油の付いた手でいじったくらいに塗り
ギアはメーカーさんからテスト品で貰った低粘度オイルです。

初速に関してはこれ以上必要ないですね。
場合によってはパワーありすぎ。
発射サイクルもおそらく限界です。
これ以上やるなら、更なる加工と専用部品が必要になり
大幅なコストアップと加工のリスク
そして部品への負担によるクラッシュも考えられます。
そもそも、いい大人がビームみたいなハイサイクルにして
「そこまでして勝ちたい?」と思っちゃいます。


まぁこの状態が維持できれば上記の組み合わせは「お勧めできるレベル」
ということですね。  


Posted by みやん  at 11:25Comments(0)サバゲ

2007年11月13日

コレがボロン含有の潤滑剤

コーティングなどの紹介ばかりで、モノの画像をUPしてませんでしたね。
こんな感じで、何のラベルも付いていません。
詳細は秘密のままです。

今のところ確認できているのは
①主な潤滑成分は「ボロン」である
②完全にドライ潤滑
③電動ユニットのシリンダーに適している(耐久性はテスト中)
④ガスブロのスライドに適している(耐久性テスト中)
こんな感じかな?

ボロン=ホウ素
ダイヤの次に硬い物質で半金属であるとのこと。
半金属ってなんだ?

乾燥潤滑なので精密射撃をされてる方には最適でしょうね。
気温や湿度に影響されないし、粘性抵抗がないので
シリンダーやスライドの動きにムラがない。

わたくしはヘタレゲーマーなので精密射撃のレベルでレーポートできませんface04
シューティング系の先輩方! 参考意見よろしくお願いします。
手入れもマメにするのでしょうから、そこそこの耐久性でもOKですよね?
チャンバーやバレルに油分が付くと弾道に影響があるのでコレもOK?

メーカーさん曰く 「内緒にしといてくださいよ~」なのですが
コッチにしてみりゃ「いいブログねたができた~」なのです。
そりゃね、開発中の新素材でサンプルまでもらっちゃたらさぁ
書いちゃいますよ。ぜったい。

次は「ギア用潤滑剤」を検証しちゃいます。  


Posted by みやん  at 13:25Comments(0)本題の潤滑関連

2007年11月12日

ガスブロでも実験開始

先日のSTAR AIRSOFT社製 M4のメカボは今のところ順調に作動しております。
調子いいですface01
もうちょっと撃ち込んだら再度分解して公開します。 しばしお待ちを。

そこで、今回はハンドガンもやってみました。乾燥皮膜。
生贄になったのはWA MARSOC ノーマルです。
使用した油は例のボロン系、M4と同じものです。

今までガスブロに関してはWAKOS フッソ105を使用してました。


分解して清掃と脱脂作業をすすめていきます。
ちゃんと給油はしてきましたが・・・

結構よごれてますねぇ。
コレはやはり磨耗してるって事ですよね。
磨耗してるって事は抵抗があるって事。

WAKOS105はサラサラで粘性抵抗が少なく摩擦係数が少ないとしたら
スライド部分には適していると思われます。
気になるのは吹き付けたところに「お汁」が残るんですよねぇ。
一応ウェットタイプの潤滑剤ってことですね。

さて、ある程度きれいに出来ましたのでボロンの吹きつけ作業に
とりかかります。



吹き付けたら乾燥させて(5分くらい)組み付けます。
組み付けたらハミ出してしまったコーティングを歯ブラシなどで
落とします。
このコーティングは乾燥すると余分な成分が白くなります。

スライドを手で動かしてみます。
お! いい感じですねぇ。 非常に軽くサラサラ感が伝わってきます。

100発くらい撃ってからブリーチ部分の確認です。

わかりますか?
若干パールっぽい皮膜ができてます。
指で触ってみると、なんと言うか・・・
ベビーパウダーを塗ってあるみたいな、テフロンフライパンのような・・・
いまのところ「作動は軽く 異音なし 他の機関に悪影響なし」


ひとまずは定着したようなので長期使用して報告します。  


Posted by みやん  at 11:12Comments(2)本題の潤滑関連

2007年11月09日

AIMSが好きなんだよぅ

AIMS=ルーマニアンAKSです。

「そんなこと言われなくても知ってる」と言われてしまうでしょうねicon10

INOKATSUからKITで出てましたが実売価格128,000円~ ・・・
コレは予算オーバーface07
そこで「作る」ことを決意したわけです。

当初はマルイAKベースで計画してスチールフレームなどをそろえ始めました。
でもねぇ、◎イのAKってオモチャっぽすぎ!
気に入らないからフロントベースやアウターバレル、サイト、ハンドガードなど
部品を変えていくと結構な金額になっちゃう。

ちょっと無理すればINOKATSU AIMS買えちゃうじゃん!
計画は完全に頓挫しちゃいました・・・

時は流れ・・・  (一週間くらいだけどねface03
某ショップから限定でINOKATSU AKMコンバージョンキットが格安で発売されてるのを発見!
「これしかねぇ!」と即購入。
いいですねぇ オールスチールicon06
質感、重量感 樹脂やアルミでは再現できませんな。

コレをベースにAIMSの特徴である「?」←こんな形状のストックを加工取り付けしていきます。
ストックは中国製DDR マルイ、G&P用の物を使います。
レプリカ品では一番本物に近く、ベースブロックがNC削りだしなので精度が高いだろうと。

問題はベース部分の形状がINOKATSUとは全然違うこと。
INOKATSU AKMのストック基部はこんな感じ。

四角柱の部分を切り落としてあげるのと

ベース部分をこんな感じに切削加工してあげなければなりません。

その他細かい加工も必要です。

そんなこんなで↓


いいかんじでしょ?

ハンドガードも交換して完成だよ~
  


Posted by みやん  at 11:08Comments(13)カラシニコフ

2007年11月08日

事前テスト開始

昨日書いたとおり、スター製M4のメカボックスを生贄にしまして
「使用して問題ないか?」といったレベルのテストを開始しました。 
なぜスターのメカボックスを選択したかというと、
バネを分解せずに抜くことが出来るのでメカボックスを開く時に楽チンなんです。
 したがって組み付けも最後にバネを組むことが出来るので楽です。


 
そんなこんなで、ギアとピストン、シリンダを取り出して脱脂しました。
シリンダ内部にはホウ素皮膜(?) 皮膜になるのかどーかは未確認ですが
いわゆる「ボロン系」の乾燥潤滑剤を吹きつけて乾燥させます。
ピストンはヘッドのOリングに同じくボロン系の潤滑剤を馴染ませます。
いつもならOリングはシリコングリースを極薄く馴染ませるのですが
今回はココも完全にドライです。 失敗したら切れてしまうでしょうが
成功なら理想的な潤滑になるはずです。
画像は後ほどアップします。

ギア部分にはサラサラだけど吸着性が高いというメーカー営業さんお勧めのオイルを使用。
何でもカートのチェーンに使っても平気らしい。
でもチェーンルブみたいにネバネバしてません。
高速回転部位に使用しても油分が飛ばされない、
極圧性(焼きつかない)が高いとの言葉を信じ
少量を塗りつけ、再度組み上げ後軸受け部分にも少量注油しました。
こちらの画像も後ほど。

この状態で4,000発くらい撃ちこんでからバラして検証してみます。  


Posted by みやん  at 12:19Comments(0)本題の潤滑関連

2007年11月07日

放置プレイ・・・

長期放置しておりましたicon10


まだ、見てくれる方はいるのでしょうか?face07


ちょいとネタも溜まってきたので復活宣言いたします。


3月に書いた実験予告は事情により、ちょっと延期させてください。


計測する道具がいろいろと・・・


さて 今回復活する気になったきっかけがありまして、


とある潤滑油メーカーの方とお話する機会があり


電動ガンの話をしたら「面白そうじゃないっすか!」と。


そこから2ヶ月が経過し、先日いきなり「新素材の油です! これ、使ってみませんか?」


そりゃねぇ 断る理由はありませんよ。 


そんなこんなで「久々にやってみるか!」となったわけです。


ホント、定期的に足跡を残してくれてる方もいっぱいいますし・・・


少しでも参考になるテストが出来ればと思います。


 


さてさて、今夜あたりから実験の下準備を開始しますが


何をやるのか?


①シリンダーの完全ドライ潤滑(新素材)


コレはですね、気温の影響を最小限にしたいのと油の粘性抵抗を極限まで低くするならドライしかないと。んで、どのくらいの連続使用に耐えられるのかをやってみてから初速変化などを見ていく予定です。


②低粘度ギア潤滑(新素材)


コッチはグリースに代わる潤滑を検証します。


グリースより柔らかい潤滑剤を使用した場合、一般的には抵抗が少なくなるはずです。


抵抗が少なくなればサイクルが「ハイサイクルになる」「セミのキレが良くなる」「バッテリーのライフが伸びる」


もちろんデメリットもあります。


クッション性が低くなるのでギアへのダメージがあるかも。


そして、作動音が大きくなるかも。


さらに、メンテナンスサイクルが短くなるかも。


 


まあギアボックス一つ壊すつもりでやってみますよ。


 


 


 


 


 


 


 


 

  


Posted by みやん  at 20:13Comments(4)本題の潤滑関連

2007年03月30日

予告2

次にやる実験が決定しました。

バレルとBB弾の干渉について調べてみます。
コレは諸説ありまして、バレルの上面(HOPによって引き上げられる方向)に沿って転がるように通過して発射されるとか、一定の箇所に接触しながら通過(バウンド?)するなど、聞くことがありますね。

これ、なんか違うような気がします。
バレルに沿って転がるまたは滑るように通過するならですよ、銃口部から射出されたBB弾はバレルの向いている方向に対して上に向かってすっ飛んでしまうはずです。
また、バレルの中でバウンドしながら通過するならBB弾の精度を考えると弾道が安定するはずがないと思うのです。

そこで私なりの仮説「基本的にBB弾はバレルと非接触で射出される」です。
BB弾が空気に包まれるようにバレル内部を通過して、銃口から大気圧に射出されてから、はじめてHOP回転の影響を受け始める。
だから、バレル内部の精度はちょっとしか弾道に影響ないし、ノーマルでもちゃんと掃除してれば十分。しかも仮説が正しければチョークバレルに利はない!なのです。

メーカーさんに怒られちゃうかな・・・

でもね、考えてみてくださいよ。BB弾の精度ってそんなにすごくないでしょ?
大きさも重量バランスもさ。
そこに工業規格のスゴイ高精度バレルとか使ってもねぇ・・・

で、実験方法の発表!
①ノーマルバレルを使用する
②バレル内部を脱脂しながらクリーニングする
③初速を計る
④バレル内部にシリコン皮膜を形成する(スプレーして軽く拭き取るだけなんですが・・・)
⑤初速を計り前者との比較をする
⑥仮説。干渉してるなら初速に変化が多少なりともあるんじゃないかな?
⑦鉛筆の芯を粉にしてバレル内部に何とかして塗る
⑧BB弾を射して回収。汚れ具合をチェック 汚れ方によって何かがわかる(わかってくれ!)

今回の実験は多分、かなりの精度で計測しないとダメなんだろうけど、まぁアレですよ、所詮オモチャですから コノいい加減さも楽しんでいただきたいのです(∀ ̄〃)

仮に・・・ 仮にですよ、スゴイデータが取れたとしてもですよ、 メーカーさん。素人の遊びだと笑って流してください! ご意見は歓迎しますがね。  


Posted by みやん  at 13:56Comments(3)本題の潤滑関連