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Posted by ミリタリーブログ  at 

2007年11月19日

事前テスト報告

ボロン系のドライスプレーを使用して問題ないか?
メーカーが開発中のギア専用オイルは安全なのか?
そんな理由から性能テストの前に耐久性の事前テストを行ったわけですが。
http://abura.militaryblog.jp/t12993

生贄になったのはSTAR AIRCRAFT社のM4です。
ver2と基本的に同じなのですが、バネだけ取り外しが可能なので楽チンです。



スイッチユニットもオリジナルのモノを使っています。
さらにチャンバーがメカボに固定される方式になっています。

この辺の詳しい話は改めてレポートします。


さて、前回分解した時に内部を洗浄し
シリンダーとピストンヘッドにパウダータイプのボロン系潤滑剤を吹き付けました。
それ以外は何も付けていません。


白く付着しているのがボロンです。
恐らく不要分は飛んでしまうだろうと予想しました。
また、イメージとしては1マグくらい撃った時点で潤滑性能を失い
最悪クラッシュもありえるな・・・ と。

んで、これが今回分解した内部。


わかりづらいですかね?
摺動部にはちゃんとボロンが残ってます。
動きもシブくなってませんしOリングの変形もありませんでした。
ココまで4000発くらいの使用状況です。


続いてギア部分です。
こちらには「ギア専用」とだけ言われて詳しい内容は教えてもらってないオイルを
ちょっと心配なのでメーカーさんのアドバイスより多めに塗りました。
グリースと比べるとかなりサラサラでWAKOS ビスタックみたいにネバネバしません。
当初の予想「すぐに飛んじゃうない?」でした。
だってねぇ、グリースだってショボい奴は飛んじゃうしねぇ。
そしてコレが使用後。

わかりますか?
開けたときは「やっぱ飛んでるじゃん!」と思ったのですが
しっかりギアに油膜が保持されてます。
飛び散ってるのは余分に塗ってしまったオイラのせいなのね・・・

薄い油膜がちゃんと用を成してるのかが問題なのですが
ギアをふき取っても鉄粉が出てないし、汚れません。
ちゅーことは最低限の油膜でちゃんと潤滑してるってことですね。

ちなみに飛び散りもBOX内部にべチャべチャではなくて
一箇所にモコっと付着してる感じです。

実験結果をメーカーさんに話ししたら
「ボロンにはちょっと過酷過ぎるかも」
「長期使用の結果を見たい」

「ギアオイルはいっぱい付ければいいってもんじゃないですよ!」
「実はもっといいの作ってるんです( ̄ー ̄)」


わたくしの見解としては
【ボロン】
・シリンダー部に使用しても現段階では十分な耐久性がある。
・オイルに比べて非常に作動が軽い。
・ドライなのでチャンバー、バレルへの影響が少ない。

【ギア】
・低粘度なので抵抗が少ない。
・耐磨耗性は非常に高い。
・定着が良く、適量が摺動部に残る。

まぁ、初期実験ですからね。
このくらいが判ればいいんじゃないでしょうか?
まずは使っても大丈夫って事がわかりましたので
初速や回転数の変化を検証していきます。

予測
1、初速は上がる。
2、回転は上がる。
3、セミのレスポンスが向上する。

以上の3点を元に実験します。






けっこうめんどくさいねぇ・・・  


Posted by みやん  at 12:16Comments(6)本題の潤滑関連